Extended OSI

前に茶会で話題になったOSI7層モデルの上下にあるものについての記事を教えてもらった。
http://pcweb.mycom.co.jp/column/hitech/hitech054.html
http://pcweb.mycom.co.jp/column/hitech/hitech055.html
村井純教授はOSI7層モデルの上に3つの層を想定している。
第8層に「Business」、第9層に「Politics」、第10層に「Religion」。
これに加えて、このコラムを書いた人はOSIの下に3つを想定している。
第0層に「ケーブル配線」、第-1層に「行政」、第-2層に「環境」。
なかなか面白い考え方だと思う。ただ、私だったらもうちょっと違うものをレイヤとして想定する。これは茶会のメンバーだったらだいたい同じようなものを想定するのだろうけど。


簡単に言えば、レッシグ教授の4類型にあてはめてしまうということだ。
このケースにおいて、OSI7層モデルは「アーキテクチャ」となるだろう。では、残りの3つはどこにくるか。
全てを規定するものが一番下で支えると考えると、「法」が第0層としてふさわしい。アーキテクチャと法のどちらが先に規定を行っているかというのは微妙だが、まあ、法によって規定されるとするのが現在の見方としてはいいのではないか。
そして、「市場」は、第8層だろうか。アーキテクチャを利用して動く層であると考える方がいいように思えるから。
問題は「規範」だ。本来なら規範が積み重なって法になっていくわけだが、インターネットにおいてそういう例は驚くほど少ないように思う。ネチケットなどが規範に当たるのかもしれないが、それもリアルにおける慣習ほどに力を持っているかどうか。もちろんネットのそれぞれのコミュニティにおいては力を持っているのだろうが。
「規範」についてはOSI7層モデルの中にとりこまれていると思った方がいいのかもしれない。例えばRFCのようなものも規範に当たるのだとしたら、そうなるだろう。
「政治」というのも重要なファクターではあるが、これもどこに位置づければいいことやら。「法」を規定するのが「政治」であるとすれば、一番下に来るわけだが…。しかし、そういう規定の仕方をすると、「政治」の下に「経済」が来るだろうし。


ちょっと保留にして寝るとしよう。

総裁選

総裁選は前評判通り、小泉首相の当選で決着がついたようだ。地方票もだんとつで集めていたのは、亀井氏にはショックかも。あれだけ地方に金をばらまくとか言っていたからな。
結果を見てみると、高村氏がかなり健闘したことがうかがえる。自分の派閥の人数の3倍近い数の国会議員票を集めているし。
さて、これで10月の衆院選はほぼ決定だろうし、第二次小泉内閣の誕生もほぼ決定か? 選挙で負けるということは…無いと思う。
ただ、政治に期待できるかというと期待は全然できないな。とりあえず森山法相だけはやめてほしい…。