司法戦争

なんとなく古本屋で購入。読了。(ISBN:4062731711
98年の本で、検察から最高裁に出向している最高裁調査官が主人公。
内容的にはそれなり、といったとこか。
説明のためなんだろうが、主人公の知識が偏りすぎている気がする。私でも知っていることを平気で知らなかったり。
ちょっとだけ役に立ったのは、私の知識がいくつか補完されたこと。陪審制は有罪 / 無罪 しか決めないものだと思ってた。民事では賠償額まで決めることもあるんだな‥‥。今度いくつか法律ドラマでも見てみるか。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/4117/lawA-1.html


日本の陪審法については知らないものなんだろうか。私でも知っていたんだが。
停止状態にあるとは知らなかったが‥‥。てっきり廃止されたものだと。

陪審法 ハ其ノ施行ヲ停止ス
○3 陪審法ハ今次ノ戦争終了後再施行スルモノトシ其ノ期日ハ各条ニ付勅令ヲ以テ之ヲ定ム
昭和十八年法律第八十八号(陪審法ノ停止ニ関スル法律)

勅令がないと復活できず、勅令なんて出しようがないから、結局廃止されたも同然とか?まさかそれは違うか‥‥。