ロボットと宗教

本田技研はロボットを作った時に幹部をヴァチカンに派遣したのだという。ロボットを作ることがキリスト教の教えに反しないかどうかを確かめるためだったそうだ。
返答は以下のような物だったという。

「人に役立つものの製作は冒涜ではない」
「ホンダがこのロボットを作ったということは、神がせしめたということ。それも神の行為の一つ」

本当かどうかはわからない。ネットで検索した限りではソースをつかめなかったし。それに、実際に宗教右派系がどう考えるかというと、認めないのではないかと思う。
ただ、私としてはこの考え方にえらく共感してしまった。
もともと私は、遺伝子操作などもOKだと考えている人だから。カミサマというか、おおいなる何かがいる/あるのだとして、ロボットや進化した人間が人の手によって作られたとしたら、作ることができた以上、それは認められたことなんだと思っている。
できないことが認められていないことで、できることが認められていることなんじゃないだろうか。
まあ、すでに生きて存在している生命体に対してむやみに実験を行うのは認めたいと思わないけど。ああ、失敗するかもしれない生命体を生みだすこと自体も問題か。少なくともシミュレーションでほぼ確実という評価を得ないと駄目‥‥ってしたら、今度は判断材料とするべき実験もできないからシミュレーションが成立しない?
うーん‥‥。
ロボットだったらとりあえずOKか。AIが人格を持つまでに成長したらそのときは問題かもしれないが‥‥当分ありえないだろうし。


そういえば前に「障害者の生まれない権利」なんていうのもあったな。あれは‥‥真紀奈たん経由で法学セミナーだったか?あ、これだ。
http://homepage3.nifty.com/machina/d0302a.html#03020601
この詳しい論説っていうの見てないな。月曜にでも図書館の雑誌漁ってみるか‥‥。