著作権フィルタリング

著作権はインターネット上において万能ともいえる効力を持つんじゃないかって前に友人と話をしたことがある。
現在フィルタリングに使用されているのは、ポルノや政治的な発言だ。中国などではこれを海外とつながっているサーバー等でIPアドレス等を利用して制限しているようだし、米国の図書館だっただろうか、あの辺ではフィルタリングソフトウェアを使用している。テレビにおけるVチップも似たようなものか。
もう一つはサンスティンの言うデーリーミーだ。自分の必要なニュースだけ拾ってきてくれという形のフィルタリング。これはまだうまくいっているという話は聞いたこと無いし、これはこれで民主主義等に関連して問題が発生するらしい。


で、これらまさるかなりの万能型として提案できるのがDRMフィルタリングだ。
ネットワーク上のあらゆるコンテンツはDRMコードを手に入れないと、検索エンジンに引っかからないしインターネット上の各所に仕掛けられた検知サーバーをくぐり抜けられないようにするというものだ。ハードウェア的にDRMコードがないものは保存できないとしてもいいかもね。このDRMコードは個人もしくは法人に対して与えられ、その個人・団体がつくるコンテンツに付与することになるだろうか。


結果として、DRMコードがないものは流通できないし、DRMコードがあれば、そのコンテンツを誰がいつ作ったのかがすぐにわかる。
言論表現の自由の侵害?そんなことはない。あくまでも著作権を守るためにやっているんだから。個人にとっても、自分の作ったものを人に使用されなくていいだろ?それにいつでも自分の作ったものについて、それが自分がいつ作ったものだって証明可能だしさ。これからのコンテンツ国家はこうやって発展への道を歩むんだよ、って。
そう。メールにすらDRMコードは添付される。手紙だって著作物だろ?ちゃんと守ってあげないといけないよね。


そうそう、暗号化という話があるけれど、そういうデータは全部検知サーバーで除去される。だって日本には言論表現の自由があるんだから。そして、言論でもってその人を差別するなんてやられていないし。全ての発言には責任を持つのが当然だよね?
暗号化して隠すなんてやましいことがあるに違いない。そんなデータは自由なインターネットに流すべきじゃないだろ。テロに使われるかもしれないし、君らの著作権をおかしているのかもしれないんだよ?Winnyのようにさ。*1


著作権を理由に都合の悪い言論は排除され、登録情報を利用してポルノ等のフィルタリングも楽に行えるようになる。ごちゃごちゃしたネットワークは終わり、整然としたネットワーク時代が始まる。


そして、ネットワーク最高刑としてDRMコード剥奪がある。その時点でその人はネットにアクセスすることはできても、一切の書き込みもメールすらも書けなくなる。インターネット時代の死刑となるだろう。でも当然だよね?他人の著作権を侵害するってことは、他人の人権を侵害しているって事だから、そういうことした人の人権が制限されるなんてさ。


そう、全ては著作権を守るために。




# なんか論旨がめちゃくちゃ。
# 最近まともな文章が書けない……

*1:ちなみに、言論表現の自由には匿名発言の自由も含まれるというのが通説……だと思う。ただ、完全匿名発言を認めると弊害も大きいので、仮名性を認めれば十分じゃないかという話もある。私は……どちらかというと仮名で十分で匿名までは求めなくてもいいかなという感じ。ネットが昔みたいにリアルとそんなに結びついてなければ、匿名の方が面白いと思うんだが。