ネット時代の大学

http://japan.cnet.com/column/tm/story/0,2000050611,20069432,00.htm
かつて大学は図書館を中心としたスペースであったのだと聞いた。
図書館に集まった人びとが議論を交わす場所、そして知識の伝達を行う場所としての大学。
そうなのだとしたら、現在の大学の構造をネット時代にまで維持していく必要性があるのだろうか。
インターネットが巨大な図書館としての役割を果たせるのならば、ネットワーク内である程度までは大学としての役割はまかなえる。
ただ、デジタル化されていない文献と、フェイストゥフェイスの必要性のために、図書館とそれに付属する議論スペース――カフェテリアっぽい感じで――くらいは必要か。
それで十分なのではないだろうか。
授業は全部ゼミにして、基礎資料は紹介するから次の授業までに読んでこい、と。遠隔からはテレビ会議システムで参加してもいいぞ、とか。
面白い大学になると思うんだけどな。


ちなみに、一番いいのは全寮制にしてしまうことなのかもしれない。大学よりも高校の方が適しているような気もするが、常に議論を行える空間、そして共同作業も行おうと思えば行える空間というなかにいた方が利点がありそうな気がする。
全部の学校がそうなる必要性は全くないけれど、エリート教育校くらいではそういう試みをやって欲しいかな……。
で、トヨタ中高一貫教育って面白そうだなと思っているわけだが。