ラスト・サムライ

レンタルに出ていたので見てみた。
ん〜、時代考証については確かに突っ込みどころがあるけれど、そこまで言うほどの物ではないと思ったかな。いや、皇居前の階段は、そして何で鳥居がというのには突っ込み入れずにはいられなかったが。
これが公開された時に書店では新渡戸稲造の「武士道」が並べられていた。私は日本人論の勉強の際にこの本を読んでいたのだけど、結構これをもとにつくっているように思えた。新渡戸が言った武士がよく現れていたのではないかな。武士道と新渡戸稲造の存在が知られるようになっただけでもこの作品には価値があると思ったり。
……この映画を介して新渡戸稲造が何者かを知った人って多いんだろうなぁ。国際連盟の事務次長をしていたとかそういう話ってなかなかでてこないし。


最後の戦闘シーンがちょっと納得いかなかったけれど、私としてはこの作品を十分に楽しめたかな。