配付資料と議事次第

配付された資料は以下のもの。
・議事次第
文化審議会著作権分科会委員名簿:文化審議会著作権分科会専門委員名簿[資料1]
文化審議会著作権分科会運営規則(案)[資料2−1]
文化審議会著作権分科会の議事の公開について(案)[資料2−2]
・小委員会の設置について(案)[資料3]
著作権法の一部を改正する法律の概要(平成16年通常国会提出)[資料4−1]
著作権法の一部を改正する法律案資料[資料4−2]
・知的財産推進計画2004(著作権関係部分の抜粋)[資料5]
・各小委員会における検討事項例[資料6]
文化審議会関係法令等[参考資料1]
文化審議会著作権分科会報告書(平成16年1月)[参考資料2]


議事としては、資料3から6まで事務局による簡単な説明が行われ、その後、委員に対してこれら全般に関する意見が求められた。
簡単に意見をまとめると(簡単にまとめすぎて少しニュアンスが変わっているかも)以下。(○○は発言者不明:そこまでチェックしきれなかった)


三田氏「消尽しない頒布権(譲渡権)については、デジタル著作物のみではなく、書籍も含めて総合的に検討して欲しい」
中山氏「知財推進計画は事務局等が集めた要望をまとめただけのものだから、体系的に検討をして、結果としてこれに入っていないことでも重要とされることはあるだろう」
○○「ブロードバンド化とデジタル化は違う。ブロードバンド化に対応する処置(例えば報酬請求権一本にしろという意見もある)についても検討事項に入れて欲しい」
○○「追求権についても議題として残しておいて欲しい」
○○「法制小委員会は具体的に書かれていない。事務局は何か案があるのか」
事務局「あえてそう書いている。小委員会の見識で絞って欲しいと思っている。体系的な整理等から行って欲しい」
佐野氏「審議会では消費者にも関係しているのに説明が非常に難しい。一般消費者にわかるように説明を行い、公開を行って欲しい」
石田氏「多くの話題を整理してまとめるというのは小委員会でやるべきではなく、具体的な問題をあげてから小委員会を作った方がいいのではないか」
三田氏「視覚障害者等の読書環境が著作権によって害される、ということがないように、著作権の制限規定について考える必要があるかもしれない。難しいが、権利者のことだけではなく、一般読者の読書権についても考える必要があるだろう。」
○○「上演等はとても多様なやり方をしている。契約については色々な情報を収集し、あるべき契約という物を探すべきではないか。海外契約等も重要であろう」
○○「契約関係が存在していない状況も多く、そういうところに導入すると力関係から不平等契約が生じやすい。力関係がはっきりしていてもフェアな契約を結べるように、契約システムの具体的な部分まで検討して貰いたい」